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企画展 「倉敷のはなむしろ」
会期:2025(令和7)年3月25日(火)〜2025(令和7)年9月7日(日)
はなむしろは「花ござ」「織込花莚(おりこみかえん)」「花むしろ」とも言われ、イ草を原材料とした美しく彩られた敷物です。
岡山県は、かつて日本におけるイ草の一大産地でした。明治以降の一時期は、錦莞莚などの高級品を主体にイ草製品は海外へも盛んに輸出されていました。しかしながら、世界情勢や生活スタイルの変化もあり、次第に生産量が減少していたところ、1930年代以降、芹沢_介など民藝運動の関係者の助力により再び復興を遂げました。
具体的には、昭和19 (1944)年に、岡山県第一経済部長であった山口泉の依頼により、芹沢_介、そして外村吉之介が、倉敷市西阿知に数日間滞在して、芹沢は三宅松三郎に図案指導を、外村は柄の試し織りの指導を行いました。さらに昭和30(1955)年に、岡山県民藝協会指導下で、はなむしろや畳表を製作することを目的に、倉敷はなむしろ株式会社(現在は廃業)が設立され、昭和23(1948)年に開館した倉敷民藝館の初代館長となった外村が図案の指導を行いました。
本展では、倉敷はなむしろ株式会社の1960年代に製作されたはなむしろ15点を中心に、三宅松三郎商店の芹沢デザイン、外村デザインのはなむしろを一同に展示予定です。倉敷のはなむしろの魅力をご堪能頂けますと幸いです。
企画展「ゆかいな食卓」
<同時開催>
会期中の催事
企画展リーフレット表(PDF)
企画展リーフレット裏(PDF)
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